
10〜20代のレディス・メンズを対象に、ロープライスのシルバー製品やボディピアス、ファッションアクセサリーの製造・卸を手掛けるシルバーマーケット。スーパーデリバリーご担当者の清水洋光さんに、同社がネット取引に掛ける意気込みや、今後の商品展開についてお話を伺いました。
シルバーマーケットがスーパーデリバリーに出展したのは2004年2月のことです。それまでは、まったくのアナログな商売方法で、社内にあったパソコンもほとんど活用していなかったと清水さんは言います。
「当時は自社のホームページを作らないか、などというIT系企業からの営業がものすごく多かったんです。そんな中、たまたま展示会場で営業してきたラクーンさんのお話に興味を持ちました。ネット取引にそれほど期待していたわけではありませんが、今後の可能性に掛けて試しにやってみようか、という程度でしたね」
最初のうちは売上が思うように上がらなかったそうですが、その後、様々な工夫とスーパーデリバリー側との連携によって徐々に取引が増えていきました。こうしてスーパーデリバリーに本腰を入れて取り組むようになったそうです。
「現在では、シルバー製品の仕入れについてはすべて『スーパーデリバリーで売れるものかどうか』を第一の基準にして選んでいます」
同社の商品ラインナップの特色について伺うと、清水さんは次のようにお答えになりました。
「スーパーデリバリーでの取引先としては、アクセサリーの専門店はもちろんのこと、本業にプラスαとしてちょっとだけアクセサリーを置いてみたいという、異業種の方も意識しています。たとえば、喫茶店や美容室など、レジ脇に小さなガラスケースを置いて販売するお店の方などです。ですから、商品は1点からでもご注文を承りますし、一般性のある商品も数多く揃え、少量でも売場を作りやすいラインナップになっています」
実際、同社の取引先の中には、美容室やカイロプラクティック・サロンなどの異業種の方も多いそうです。それは、様々な小売店さんのニーズを考慮して取扱商品に幅を持たせ、商売の間口を広げようという同社の努力の結果だと言えるでしょう。
「商売をしている人なら、極端な話、魚屋さんでもお客様になるんだな、というのがネット取引を始めて実感したことですね」
そのように語る清水さんは、笑顔を見せていました。
スーパーデリバリーでの売上を順調に伸ばしている同社ですが、ネット取引には実際の取引と比べてかなりのギャップを感じていると言います。
「やはり、もっとお客様と直接話がしたいという思いが大きいですね。お客様のほうでは望まないことなのかもしれませんが、こちらとしては、たとえばご注文いただいたお客様にはお礼のメールを送るだけでなく、直接電話でお話をしたいんです。その点には、少しもどかしさを感じますね」
そんな思いは同社のアフターフォローの仕方にきちんと表われているようで、取引先のアンケートからは、不都合が生じた時の同社の対応は丁寧であるという好評価を得ています。しかし、同社で仕入れた商品の売れ具合や不満、相談などを小売店さんからすくい上げ、今後の仕入れに生かすところまではなかなか至らないのが現実だそうです。
そこで清水さんが考えたのが、これまで取引のあった小売店さんにシルバー製品専用のクリーナー(お手入れセット)をプレゼントするという企画でした。
「シルバーは酸化して黒ずむ性質があるため、手入れの必要な商品であるところに目をつけたわけです。お客様から意見を拾うきっかけになればと思い、何十軒という小売店さんに無料でお送りしました。『これからもよろしくお願いします』という当社の意思表示としてやる意味がありました。スーパーデリバリーのお客様との信頼関係を築くコミュニケーションの取り方については、今後も引き続き試行錯誤していきます。また、スーパーデリバリーに掲載しきれていないカタログも用意しているので、
興味のあるかたはぜひ、連絡していただきたいと思っています」
真剣な眼差しで語る清水さんでした。

「通常の取引の場合、昔ながらの商習慣に『見計らい』という方法があります。とにかく商品を一通り送らせていただいて、必要な商品だけ抜いてもらい、不要な商品は送り返していただくというやり方ですが、スーパーデリバリーでもこの『見計らい』のようなやり方で、小売店さんにはどんどん商品を手にとって見て欲しいと思うんです」
と、清水さんは言います。同社では良品返品が可能なため、迷ったらとりあえず注文していただき、実際に商品を見て気に入らなかった場合は規定の期間中に返品することが可能です。このシステムをどんどん活用して欲しいということです。
「返品という行為には後ろめたさを感じてしまう方も多いと思いますが、一切気にしないでいただきたい。どんどん注文して、気に入らなかったらどんどん返品してくださって結構です。少しでも取引のチャンスを増やすためには、そうした労力は惜しみませんから」
今後、スーパーデリバリーでは出展企業を増やし、マーケット全体の拡大を図る動きがあります。当然、アクセサリーメーカー同士の競争は激しくなっていくことでしょう。その点、同社では既に先を見越した展開を予定しています。
「他社との差別化を図る意味でも、今後はハワイアン・ジュエリーに力を入れ、定番商品として位置付けしていきたいと考えています」
先日行われた展示会でも、ハワイアン・ジュエリーを前面に押し出していた同社。
「ハワイアン・ジュエリーは、小売店さんにとって比較的売上を作りやすい商材だと思います。その他の商品と比較してみても、トレンド性が少なく、ベーシックなデザインである点が販売しやすいからです。加えて当社では、ハワイアン・ジュエリーをブランド展開していくため、同じような商品を扱っているお店とは差別化がしやすいというメリットも提供できます」
同社では実際にハワイで販売している商品を仕入れていますが、ハワイで仕入れるよりも価格が安いのも魅力です。商品の価格帯や、売場を作りやすい商品構成なども、清水さんが自信を持って小売店さんにハワイアン・ジュエリーをお薦めする理由の一つだとか。
また、同社ではシルバー製品に限らず、ウォレットなどのレザー小物やスワロフスキーのモチーフを始めとしたコスチューム・アクセサリーなど、今後はシルバー製品以外の商品も幅広く手掛ける予定だそうです。
「当社では、アクセサリー商品ならほとんど何でも、仕入れ可能なルートを持っていると自負しています。希望に合わせて様々な提案をすることができますから、お客様には気兼ねなく要望を言って欲しいと思います」
アクセサリーが一番売れるのは、クリスマスからバレンタインに掛けてと、これから迎える夏場だと言われています。商品力だけでなく、小売店対応にも丁寧な同社は、きっと大きな飛躍を遂げることでしょう。
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