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貴金属・アクセサリーの地場産業である山梨で、シルバー製品を中心に企画・商品展開するアクセサリーメーカーの株式会社ブラヴォ。
社内に工場を持ち、商品を製作するための機械や素材が整然と並んでいます。安全で質の良い日本製商品を提供できるのが同社の強みになっています。

今回はご担当者である塩澤さんに、「メーカー」としてのモノ作りに対する情熱や意気込み、これからの展望、について、会社へお邪魔してお話しを伺ってきました。


ブラヴォは、1991年、社長の小宮山さん、塩澤さん、古畑さんの3人が共同で立ち上げ、外部から受託した商品企画を製作する会社としてスタートしました。

「当時は経済状況もバブル期だったので、仕事は山のようにあり、毎日深夜の2時、3時まで仕事に没頭していましたね。でも、バブル経済も終わりになると、それまでのやり方では生き残れないと思い、地金(じがね)を仕入れてオリジナル商品を製作することを開始したんですよ。」

山梨と言えば、元々貴金属の産地として有名で、いくつものメーカーが点在している。中でもブラヴォは一台数千万もするという、キャストという機械を持 っているので、素材があればすぐに製品化して納めることが出来る。そのためオリジナル商品の製作にも素早く取り掛かることが出来た。
取材中にも、実際に機械を動かして、商品が出来上がる過程を見せてもらったが、自分の目の前で、それまでただの板だった地金がシルバーリングとして姿を変えていくのを眺めていて、こうやって商品が出来るんだ、という珍しさと、製品自体に対する安心感を強く覚えました。
最近はシルバー商品も中国製品が数多く輸入されており、価格競争も激しくなってきている。そんな中、スーパーデリバリーでも着実にリピーターを獲得し、ファン層を増やしているのはどういった理由からやってくるのでしょう。

「確かに店頭では、中国製のシルバー商品も多くなり、価格も安くなってきていますが、うちはあくまで『日本製』という強みを活かして、品質の高さと安心感を届けたい。
海外で作れば、ロットを活かして安く作ることは出来ると思うけど、側(ガワ)の作りやツメの留め方、仕上がりなどは見てもらえれば、違いはすぐに分かると思いますよ。

実際、スーパーデリバリーでも、うちの品質を気に入ってくれて、毎月数十万円単位での仕入をして頂けている小売店さんも増えてきています。そういった小売店さんは、商品の良さを分かってくれていると思うから、卸させてもらっている方としても、すごく嬉しいし、そのお店に来るお客さんも、うちの商品を求めて足を運んでくださるわけだから。

今の消費者は、『ただ安いだけ』では決して満足してくれないんです。
あくまで品質が良い、というのが前提なんですよ。

そういったお客さんや小売店さんに、満足してもらえる商品を作り続けないといけないですよね。」

中国製で1000円前後の商品は、市場に数多く出回っている。しかし1000円で作れる範囲は決まっているから当然価格競争は激化し、品質は落ちてしまう。
これまでも取引先からは、自社工場による品質の良さと、それに対する適正な価格設定ということで、高い評価を獲得してきた。現在はシルバー製品の展開が目立つ同社だが、今後、お客様からの要望が高まれば、18金やホワイトゴールド、その他の素材での商品展開も強化できるという。


「うちはあくまで作り手だから、店頭で実際にどういったニーズがあるのか、なかなか把握できない。

でも実際にお店には商品をご購入いただくお客様がいらして、欲しいとイメージしている商品があるわけじゃないですか。
スーパーデリバリーに限らず、今、市場には似たような商品が数多くあるけど、もし、同じようにシルバー にキュービックが付いていて、それをほんの少し安くして販売したからといって、お客さんがうちへ買いに来てくれるかどうかなんて分からないじゃない?

売る側が売りたいと思うだけの商品ではなく、あくまでお客様が必要としている商品を提供したいんですよね。
やっぱり、うちはメーカーであって、作るのが専門だから、個人に一つずつ販売するのではなく、卸として小売店さんへ販売させてもらって、店頭での声を返してもらい、商品開発に役立てる方が理に適ってるじゃないですか。
それに小売業って、そんな簡単に出来るもんじゃないですから(笑)」

と、あくまで、「お客様に必要とされる商品を」という目線でモノ作りを捉えているブラヴォ。最低発注単位も、小売店の仕入れ体系を考慮し、1点からのニーズに対応している。注文も、小ロットで幅広いアイテムをまとめて仕入れられることが多いようだ。

「この間も、スーパーデリバリーでよく仕入れて頂いている小売店さんから、『天然石を使ってこんな感じの商品出来ない?』って問合せがあって、実際に作って納品したんですよ。すごく喜んで下さったし、実際に店頭でも売れたみたいです。 うちはメーカーだからそういったニーズにフットワーク良く対応することが可能なんです。」

最近ではこのように、『○○を使ってこんな商品が出来ないか』とか、『画面で見たリングだけど、サイズをもう少し、こういったものにしてもらえないか?』など、実に様々な問合わせが増えているらしい。今、このページをご覧になっているお店さんも、ご要望があれば相談してみると良いですよ。

今回の取材中にも、スーパーデリバリーで取引している小売店さんから電話が掛かってきました。その応対をしている塩澤さんから、インターネットで顔の見えない取引だけれど、お客様との信頼関係をきちんと築いていらっしゃる姿を見て取れた。 また、取材中も会社のいたる所から笑い声が聞こえてきて、会社のスタッフが皆、楽しんで仕事をしているんだなぁ、とつくづく感じ、とても嬉しかった。 会社の多くの人がオートバイに乗って、休みの日には皆でツーリングにも出掛けるといいます。すごくフラットな関係が心地良い会社でした。
 
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