「ロジャースのイノベーション普及理論」とは、新しいアイデアや行動様式などの「イノベーション」がどのようにして人々の間に普及していくかを理論化したものです。
トレンドもひとつの「イノベーション」ですから、「ロジャースのイノベーション普及理論」に従っていくと考えられます。
具体的には、以下の5つのプロセスで順番にトレンドが採用されていくことになります。
(1)革新者 (innovators) 全体との比率:2.5%
革新者とは、新しいアイデアや行動様式を最初に採用する人々のことで、社会の大部分の人々がイノベーションを採用しない前に、採用に踏みきります。
いわゆる「新しもの好き」の冒険者です。
(2)初期採用者 (early adopters) 13.5%
初期採用者は、新しい情報の進取の気性に富んでいるが、革新者に比べて社会的常識に対する統合度が高く、新しいアイデアや行動様式に価値があるかを判断した上で採用します。
社会的に尊敬される立場の人も多く、最高度のオピニオン・リーダーです。
(3)前期多数採用者 (early majority) 34%
前期多数採用者は、その他の平均メンバーが採用する直前にイノベーションを採用します。
初期採用者が採用して良い評価を行った場合に、新しいアイデアや行動様式に追随していく人々のことです。
(4)後期多数採用者 (late majority) 34%
後期多数採用者は、社会の平均的メンバーが採用した直後にイノベーションを採用します。
新しいアイデアや行動様式に関して確信を抱いた後も、まわりの様子を見た上で追随していく大勢順応型の人々のことです。
(5)遅滞者 (laggards) 16%
遅滞者とは、保守的で変化を好まない特性をもち、最後までイノベーションを採用しない、伝統志向的な人々のことです。
この「ロジャースのイノベーション普及理論」を、顧客ターゲットにあてはめて考えてみると、先ほど例としてあげた、「女性の20代独身OL」とひとくちにいっても、「流行トレンドへの感度」には、タイプによって大きく差があることがわかります。
「流行トレンドの採用感度」によって、顧客ターゲットは、さらに3つのタイプに細分化できるのです。