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ファッションビジネス基礎知識


出店立地を決める


ショップコンセプト、顧客ターゲットが決まったら、次は出店立地を決めていきます。

立地は大きく以下の5種類に分かれます。

住宅地(新興住宅地、古くからある住宅地)
商店街
ロードサイド
繁華街
商業施設


それぞれの特性を踏まえたうえで、「コンセプトとマッチした場所か?」「その商圏にターゲットはいるか?」をよく検討し、決めていきましょう。

立地の特性は以下の通りです。


●新興住宅地

商圏は狭い。
多くの客数は見込めないが、固定客化しやすいので、息の長い商売ができる。
チラシや広告など店の存在を知ってもらう活動が必要。
おしゃれに興味のある若い世代が多い反面、ローンを抱え金銭的に余裕のないことが想定される。
出店コストは安い。


●古くからある住宅地

商圏は狭い。
多くの客数は見込めないが、固定客化しやすいので、息の長い商売ができる。
チラシや広告など店の存在を知ってもらう活動が必要。
ローン支払いや子育てが終わった、比較的余裕のある世代が多いことが予想される。
但し、年齢層は高い。
出店コストは最も安い。


●商店街

商圏は比較的広い。
人通りが多く、比較的軌道に乗せやすい。
ただし、最近は空き店舗の目立つ、さびれた商店街も増えており、見極めが必要である。
商店街の一員として、様々な義務が発生することもある。
出店コストは条件により幅がある。


●ロードサイド

商圏は比較的広い。
車で来店するお客様が中心なので、駐車場は必須。
大手スーパーなどが近くにあると、集客力が高まる。
大きな看板を掲げて、店の存在をアピールすることが不可欠。
出店コストは条件により幅がある。


●繁華街

商圏は広い。
デパート、商業施設が集中しているため、集客力は高いが、競争相手が多い。
フリー客が中心となる。固定客化は難しい。
出店コストは高い。


●商業施設

商圏は広い。
集客力は高いが、同じフロアにテナントが集中しているため、競争相手が多い。
フリー客が中心となる。固定客化は難しい。
出店コストは高い。


もう少しわかりやすくまとめてみると。

●住宅地

商圏は狭いが、出店コストが比較的安く済む。
少ない顧客に丁寧に販売していくタイプのお店に向いている。
自力での集客、固定客化に努める必要がある。


●繁華街、商業施設

商圏が広く集客力があるが、出店コストが高い。
多くのフリー客を相手に、一見接客(セルフ、セミセルフ)販売をする
タイプのお店に向いている。
商業施設は、実績がなければ出店できないケースも多く、初心者には不向き。


●商店街、ロードサイド

住宅地と繁華街・商業施設の中間。
条件によって、出店コストに幅がある。
人の流れや環境をよく観察し、出店場所を見極めることが重要。


それぞれ立地によって、メリット・デメリットがあるのですね。
そこら辺を踏まえて、よーく検討してみてくださいね。


たとえば、あなたのお店のコンセプトが、

“ヤングに向けたカジュアルウエア” だとします。

そうすると、まずヤングが集まる場所を検討しなければならないわけです。

新興住宅地はどうでしょう?
若いファミリー層はいたとしても、ヤングはちょっと見込めないですよね。

ヤングがいそうな場所、集まりそうな場所を、上の6つの立地から選ぶとすれば、

商店街
ロードサイド
繁華街
商業施設


のいずれかですね。その中から、自己資金や条件を考慮して更に絞り込んでいくわけです。


“ヤングミセスの休日着” というコンセプトはどうでしょうか。

この場合は、

新興住宅地

も候補に上がってきますね。
古くからある住宅地は、ヤングミセスは少ないので、バツです。

このように、コンセプトとマッチした場所か、その商圏にコンセプトに適した客層がいるか、を考えて絞り込んでいってくださいね。

 
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