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S1 |
ぼくにはこれしかなかった。
(4151)
JAN:978-4-86324-151-0
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メーカー希望小売価格(税抜)
1点 ¥1,400
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就職するだけが人生ではない――40歳を過ぎて本屋を開いた、岩手県盛岡市「BOOKNERD」店主が綴る、現在進行中の物語。書き下ろしのブックレビュー「ぼくの50冊」も所収。
ぼくは40歳を過ぎてからこの小さな街に小さな本屋を作った。誰に笑われてもかまわなかった。それはぼくの人生で、生きることのすべてだったのだから。これはぼくの、ぼくだけにしか体験し得なかった物語だ。そしてその物語はいまもなお続いている。 (編集者より) Instagram上で、ぼくは早坂さんと出会いました。当初は名前も年齢も知りません。ID名・ブローティガンは、2017年の夏の終わりに「会社を辞めるので、これが会社員としての最後のランチだ」とポストしました。それからすぐ。彼はニューヨークに本の買い付け旅に出発しました。書店でのアルバイト経験ゼロ、出版社にも勤務したことがない、40歳すぎの早坂大輔は、故郷ではない街「盛岡」に独立系の本屋を開業しました。店名は『BOOKNERD』。そう、彼は“本オタク”だったのです。それから2年。ぼくは彼に本を出さないか、と持ち掛けてみました。それは「なぜ会社をやめて、本屋をはじめたのか?」「いまはしあわせなのか?」「地方都市で商売は成立するのか?」といった疑問に回答してほしかったからに他なりません。本書に書かれている彼のドキュメンタリーは、いま、生き方や就職活動で悩んでいる人々の参考になるだろう、と思います。ぜひ、ご覧ください。
・面白かったのも超えて、心の火を灯された! という感覚の方が強いかもしれない(読書のすすめ 小川さん) ・「本屋本」みたいなカテゴリには収まらずに 広く読まれてほしい本(BREWBOOKS 尾崎さん) ・静かに熱をおびた文章はもちろん、 ブックレビュー「ぼくの50冊」も魅力的な一冊(toibooks 磯上さん) ・本屋という険しくも楽しい道。その先を行く先輩の姿は、 意外にもちょっとかっこ悪くて、かっこいい。 (gururi 渡辺さん) ・日々何かに悩み、自分の生き方を見つめ直したいという方には ヒントとなる一冊に違いない。(本の轍 越智さん) ・こんな本が誰かの肩を押してくれたら嬉しい。(たろう屋 宮崎さん) ●ぼくにはこれしかなかった 人間らしく生きるということは ぼくにはこれしかなかった ただなんとなく生きてきた 習作のような日々 チーズとたましい ぼくの読書遍歴 小さな街で本屋をはじめた ニューヨーク・ニューヨーク ぼくにはこれしかなかった 不ぞろいで、いびつで、間に合わせのような店、 生きのびる方法をさがして いつに間にか本を作っていた ラプソディ・イン・ブルー テンダーロインのやさしさ 出会いと別れ そして、つよい風が吹いていた オンラインと実店舗 ベイエリア、夏、2019 自由に生きるってどんな気分だろう 子どもと疫病 そして夏はまた過ぎゆく ●ぼくの 50冊 あとがき |
B6/224ページ |
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意外にもちょっとかっこ悪くて、かっこいい。 (gururi 渡辺さん)
・日々何かに悩み、自分の生き方を見つめ直したいという方には
ヒントとなる一冊に違いない。(本の轍 越智さん)
・こんな本が誰かの肩を押してくれたら嬉しい。(たろう屋 宮崎さん)
●ぼくにはこれしかなかった
人間らしく生きるということは
ぼくにはこれしかなかった
ただなんとなく生きてきた
習作のような日々
チーズとたましい
ぼくの読書遍歴
小さな街で本屋をはじめた
ニューヨーク・ニューヨーク
ぼくにはこれしかなかった
不ぞろいで、いびつで、間に合わせのような店、
生きのびる方法をさがして
いつに間にか本を作っていた
ラプソディ・イン・ブルー
テンダーロインのやさしさ
出会いと別れ
そして、つよい風が吹いていた
オンラインと実店舗
ベイエリア、夏、2019
自由に生きるってどんな気分だろう
子どもと疫病
そして夏はまた過ぎゆく
●ぼくの 50冊
あとがき